キャプティブ(再保険会社)について
キャプティブとは「自社グループ専用の再保険会社」のことです。キャプティブを活用することで、海外拠点で手配された保険やグローバル保険プログラムも含めた「グループ全体でのリスクの保有と移転の適正化」を図ることが可能になります。
キャプティブ活用のスキーム図
キャプティブ活用のメリット
キャプティブ活用によるメリットは、以下のようなものがあります。
(1) 保険コストの検証と低減
国内元受保険会社が引き受けた保険の一定部分をキャプティブ保険会社へ再保険として出再することにより、結果的に自社の損害率に見合ったリスクをネットで負担する経済効果に近づけることができます。
(2) 保険キャパシティの拡大
自社で保有せざるを得なかったリスクの保険手配を可能とします。またキャプティブを通じて世界の主要な保険市場へアクセスし(再々保険)、最大限のリスク転嫁を実現することにも繋がります。
(3) リスクの集中管理と制御の強化
海外を含めた全社ベースでのリスクを集中させることにより、リスク管理に必要な情報を統合し、活用することができます。
(4) リスクファイナンスの多様化
キャプティブの成長を通じ、より多くのリスクを保有できる仕組みを構築することによって、一般の保険市場では得られない保険の開発・設計が可能となります。また代替的リスク移転(Alternative Risk Transfer)と呼ばれる新たな市場への仲介手段としても活用できます。
当社のキャプティブに対する取組み
当社は、2007年に銀泉グループとしてバミューダに、レンタキャプティブ会社であるGinsen Reinsuranceを設立し、お客さまがキャプティブを利用しやすい環境をご提供しています。
当社は10年以上に亘る実績を基にキャプティブの設立支援から、キャプティブ設立以降の運営支援などのキャプティブに関わる様々なサービスをご提供しております。
Ginsen Reinsuranceの概要
社名 | Ginsen Reinsurance Co.,Ltd (日本社名:銀泉リインシュアランス株式会社) |
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所在地 | 英領バミューダ ハミルトン |
資本金 | USD 1.1 million |
出資者 | 銀泉株式会社 100%出資 |