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GRS Risk Management Report January 2022「リスク環境の変化に対応した事業継続マネジメントの強化(前編)~実効性のある事業継続マネジメント(BCM)とは~」を掲載しました

 わが国における企業の「事業継続」への取り組みは、2000年代初めから今日に至るまで、数々の自然災害等を経験しながら、着実に進展してきました。今日では、多くの企業が、事業継続計画(BCP)の策定を含む事業継続マネジメント(BCM)に取り組んでいます。しかし、近年、自然災害の頻発と被害の激甚化、感染症パンデミックやサイバー攻撃といったリスクの多様化など企業を取り巻くリスク環境は厳しさを増すばかりです。さらに、グローバル化やデジタル化の進展、サプライチェーンの拡大など事業構造と社会の仕組みはますます複雑化しており、企業の事業中断は当該企業のみならず社会全体に対して大きな負のインパクトをもたらす可能性が高まっています。今、企業はこれまで進めてきたBCMや策定したBCPを、現在のリスク環境に即して見直す必要があるのではないでしょうか。
 そこで、「GRS Risk Management Report 」では、今月と来月の2回にわたって、「リスク環境の変化に対応した事業継続マネジメントの強化」についてレポートします。まず、前編の今月号は「実効性のある事業継続マネジメント(BCM)とは」と題し、BCM/BCPの概念、BCMのプロセスをあらためて整理しました。BCMの見直し、あるいは本格的な取り組みの契機にしていただければと思います。どうぞご一読ください。

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